深夜特急「ひのとり」大阪・名古屋から伊勢へ 大晦日から元日 普通列車も終夜運転 近鉄

近畿日本鉄道(近鉄)は、2021年度大晦日から元日にかけて終夜運転を行うとともに、年末から年始にかけて臨時列車を運転します。

近鉄80000系電車「ひのとり」(ふじやん⭐︎/写真AC)
近鉄80000系電車「ひのとり」(ふじやん⭐︎/写真AC)

2021年12月31日(金)大晦日から2022年1月1日(土・祝)元日にかけ、「大阪〜伊勢方面」「京都〜伊勢方面」「京都〜橿原神宮前間」「京都〜奈良間」「大阪〜橿原神宮前間」「名古屋〜伊勢方面」の各系統で臨時の特急列車が計36本運転されます(終夜運転実施区間の路線図と運転本数は下図を参照)。このうち、「大阪〜伊勢方面」「名古屋〜伊勢方面」の各3往復の特急には、終夜運転では初めての運転となる「ひのとり」80000系車両が使用されます(運転時刻は下表を参照)。

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終夜運転以外に2021年12月31日(金)は「大阪〜伊勢方面」に4本、2022年1月1日(土・祝)〜3日(月)は「大阪〜吉野間」に1日あたり4本の臨時特急列車が運転されます。加えて、1月1日(土・祝)〜3日(月)・8日(土)〜10日(月・祝)の6日間は「大阪〜伊勢方面」で1日あたり4本、「名古屋〜伊勢方面」で同4本(うち2本は「ひのとり」)の特急列車が増発されます。

なお、終夜運転を含む2021年12月31日(金)〜2022年1月3日(月)運転分の特急券は、2021年12月17日(金)10:30から発売が開始します。そのほかの運転日の特急券は、乗車日14日前の10:30からの発売となります。

一般列車も大晦日から元日にかけて一部区間を除いて終夜運転が行われ、229本の臨時列車または運転区間延長列車が設定されます(終夜運転実施区間の路線図と運転間隔は下図を参照)。また、西信貴ケーブルおよび生駒ケーブルの鳥居前駅〜宝山寺駅間でも終夜運転が実施されるほか、生駒ケーブルの宝山寺駅〜生駒山上駅間は5:30頃、葛城山ロープウェイは5:10頃から早朝営業が開始します。なお、田原本線・吉野線・湯の山線・志摩線では終夜運転は実施されません。

1月1日(土・祝)〜3日(月)・8日(土)〜10日(月・祝)は、大阪上本町駅〜信貴山口駅間に直通の臨時準急列車が運転されます。2022年は寅年であることから、寅と縁の深い「信貴山朝護孫子寺」への参詣を便利にするために運転されるもので、一部の列車には寅のイラスト入り行先表示看板が掲出されます。また、同じ6日間、大阪上本町駅・名張駅・近鉄名古屋駅から伊勢方面へ、快速急行・急行列車の臨時列車運転または運転区間延長が行われます。そのほか、正月三が日に限り大阪阿部野橋駅〜橿原神宮駅間および鳥羽駅〜宇治山田駅間でも列車の増発が行われます。

【路線図で解説】近鉄 2021〜2022年末年始の運行ダイヤ

なお、2021年12月30日(木)〜2022年1月3日(月)は各路線とも土・休日ダイヤで運転されます。

近鉄は、快適性を追求した移動空間を楽しめる「ひのとり」に乗って初詣に出かけ、気持ちの良い新年を迎えてほしいと話しています。